シャンプー前の下準備はできましたか？
では　シャンプー本番です！

ワンちゃんと一緒に　お風呂場へどうぞ。

大型犬は家の外で洗う方もいますが、
一般的にはお風呂場が一番使いやすいです。

洗面器とスポンジは犬用があると便利ですので、
用意するといいですよ。
１００円ショップのもので充分です。

１．まずワンちゃんの全身をシャワーで湿らせてあげましょう。
シャワーの水温は人肌を目安に。

シャンプーの嫌いな子で暴れるようなら、
洗面器にお湯を入れてスポンジで濡らしてあげると良いですよ。
その時優しく「大丈夫だよ〜」と声をかけてあげて下さい。

顔は嫌がるので、暴れるようなら濡らさなくても良いです。
パグ・シーズーなど鼻先の短い子は
興奮すると呼吸困難を起こすので　ご注意下さい。

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２．お尻の周辺を濡らした時に、肛門腺をしぼってあげて下さい。
肛門腺については後で説明します。
片手で尻尾を軽く上に持ち上げ、
反対の手の親指と人差し指（または中指）でワンちゃんの肛門を８時２０分の位置を目安につまみます。
そして乳搾りの要領で奥から外へつまみ出すようにしぼり出してください。
出たらすぐに洗い流しましょう。

あまり顔を近づけすぎて液がつかないように。体に付くと臭くてなかなか落ちません。

３．シャンプーは原液を直接体にかけず、洗面器等に適量を入れ
お湯で薄めて使いましょう。
スポンジにシャンプー水をつけて少しずつ洗って下さい。
顔は最後で良いです。
長毛の子は絡ませないよう地肌から毛先へ。
足の爪元、足の股、肛門や排尿の周辺は汚れているので
よく洗って下さい。
顔はスポンジを利用して。目や耳、鼻にシャンプー液が入らないように。
もし入ったら、洗い流すかタオル等で拭いてあげましょう。
口の周り（特に下あご）や目の下（特に目頭下）が汚れ易いので、
あなたの手指を使って丁寧にもみ洗い・こすり洗いしてあげましょう。

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４．全体が洗い終わったらすすぎ（シャワー）です。
今度は上から洗い流します。
こわがる子は先ほどと同じく声をかけながら下からで良いです。
１度目は軽いすすぎで良いです。

５．２度目のシャンプーも同じ要領で行ってくださいね。

６．すすぎます。
通常は２度洗いします。
２度洗っても汚れがある場合は、汚れている部分だけもう1度洗います。
目の下に涙がたまって毛が臭くなっている子は、匂いが気になるようなら
その部分だけもう1度洗っても良いですョ。
最後のすすぎは充分行って下さいね。

７．リンスは適量をお湯で薄めて全身にかけてあげて下さい。
頭は短毛ならかけなくても良いです。長毛はかけましょう。
基本的にプードルなど毛を立ててトリミングする犬種はリンスはしませんが、
ペット用なら毛の絡み防止でかけても良いです。
リンス量は使っていくうちに調節して下さいネ。
すすぎも充分行いましょう。

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８．終わりましたら、かるく毛から滴り落ちるお湯を絞ってください。
手足を付け根から先へ軽く握るようにお湯を絞ります。
ワンちゃんの耳の中に「フッ」と息を吹きかけると
ワンちゃんは頭から全身へと体を振って、水を吹き飛ばします。
充分振ったら　タオルで拭いてあげて下さい。
小型犬ならそのまま浴室から出して別室で拭いてもOKです。
大型犬はある程度浴室で拭き取った方が、部屋が濡れなくて良いと思います。

９．水気はできるだけ取った方が、後の作業が楽です。
足の細い子はタオルが絡まったりすると怪我のもとですので
丁寧に拭いてあげてくださいね。

充分拭き取ったら　今度はドライヤーです。

※肛門腺とは
肛門腺とは肛門の内側、ちょうど肛門の両サイド８時２０分の位置にある
匂いの分泌袋です。
野生動物が自分の縄張り（テリトリー）確認の作業のために、
この分泌物を各所にこすり付けます。
犬も似たようなものを持っていますが、
ペット化しているためほとんど使うことはありません。
そのままにしておくと、肛門腺がたまり痒がったり、
炎症をおこしたり、最悪破裂してしまうこともあります。
定期的に肛門腺をしぼってあげればそのようなことはありませんので、
シャンプー時に絞りだしてあげましょう。
肛門腺は液体だったり、軟膏のような状態だったりと
個体差があります。
肥満体の場合しぼりづらいので、そのような点からも
肥満には要注意ですね。

私のお気に入りのシリーズです♪

テーマ : 犬と子供のいる生活
ジャンル : ペット